夜、イヤホンして音楽流したら、なんか世界がゆっくりになる時ない?
ダブ・テクノは、まさにあの感じの音楽。
低めのビートと、もや〜っと広がる音が混ざって、霧の中にいるみたいになる。
■ ダブ・テクノってどんな音?
テクノのビートに、ダブ(レゲエの残響っぽい音処理)を混ぜたジャンル。
難しく言うと「空間を鳴らす音楽」だけど、要するに音が広がって包まれる感じ。
うるさくないのに、聴いてると頭がどこか遠くに行くような、不思議な感覚がある。
🎧 聴くと霧の中に吸い込まれる3枚
① Porter Ricks — Biokinetics(1996)
これは“海の底のテクノ”。
音が全部、水の中で反射してるみたいにゆらいでる。
目を閉じると、暗いトンネルをゆっくり進んでる気分になる。
おすすめ曲:Port Gentil, Nautical Zone
② Yagya — The Salt on Her Cheeks
アイスランドの人が作った音楽なんだけど、
雪の夜に聴くと完璧。
音がずっと遠くで鳴ってるのに、なぜか心の近くで響いてくる。
16分ある曲だけど、気づいたら終わってるタイプ。
③ Basic Channel — Quadrant Dub
ダブ・テクノの「始まり」みたいな曲。
派手じゃないのに、音の間の“空気”がすごい。
静かにテンション上がるタイプ。
夜行バスとか、終電の車内で聴くとハマる。